Takayama Wood Works
EIRI IWAKURA
DESIGNER 岩倉 榮利
1948 年福島県生まれ。郡山デザインセンター( バウハウスの流れを知る小泉庄吉氏に師事) を経て、1970 年ICS College of Arts卒業、同年( 株) 島崎信デザイン事務所に入所。
1975 年にフリーランス・デザイナーとして独立。1985 年岩倉榮利造形開発研究所を設立。1981 年立ち上げた「ROCKSTONE」を皮切りに、1996 年飛騨高山にて「高山ウッドワークス」、2005 年桐箪笥産地から「KAMO」、2009 年東京の家具メーカーから「tobi」、2012 年山奥の工房から「Totsukawa Living」の各家具ブランドをプロデュース及びデザイン。
「高山ウッドワークス」商品の1998 年度グッドデザイン賞受賞をはじめ、国内外で受賞多数。
HIDA TAKAYAMA
TakayamaWoodWorksの成り立ち
1995年、伝統文化が息づく町、飛騨高山の家具メーカー柏木工とデザイナー岩倉榮利との運命的な出会いは岩倉榮利の創作活動の新たなる起爆剤となり、地場産業の伝統技術とモダンデザインをフュージョンさせたブランド「Takayama Wood Works」の立ち上げに繋がりました。 ブランドの立ち上げは、これまで築いてきた伝統文化と産業を重みにして新たな弾みをつけ、新たな創造への戦略的なステップとなりました。「Takayama Wood Works」は、高山らしいオリジナル性のあるデザインと飛騨高山での家具造りを方向性の基本としており、自主性を尊重した「飛騨デザイン」といえます。製品は、技に覚えのある職人たちによる工房で作られており、日本的な造形美と高品質なハンドメイドの家具として高いコストパフォーマンスを生み出しながら、「飛騨の匠」の技術継承に寄与しています。
Walnut and Oak
異なる素材色によるコンビネーションカラー
高山ウッドワークスの大きな特徴のひとつがウォールナット材とオーク材のコンビネーション。自然がもたらした絶妙なコントラストは互いを引き立てて存在感を放ち、上質な空間を創り上げます。椅子の笠木や肘、座面には木目が美しく手当たりのなめらかなウォールナット材を、背中を支えるスポークや全体を支える脚には硬くて丈夫なオーク材を用いることで、高いデザイン性と、適材適所による耐久性や使い勝手の良さを兼ね備えています。
木を知り尽くした職人がクギを使わずに「ちぎり」という技法で組み上げた椅子は頑丈で、長くお使いいただいた後も部材ひとつから修理が可能です。
Sorid Table
高品質の無垢材が持つ
美しい表情を最大限に活かす
テーブルの天板には木材最高グレードFASの無垢材を採用。職人が木目や色を読み、もっとも自然に見えるように細心の注意を払って木取りをおこなっています。無垢材を知り尽くした木取り職人の経験と勘がものをいう大事な工程を経てできあがる天板は、まさに世界にただ一つの逸品。素材本来の風合いを活かした美しい仕上がりからは、貴重な資源である木を大切に使う職人のこだわりが感じられることでしょう。サイズオーダーが可能で、脚もセットする椅子に合わせて豊富なデザインの中からお選びいただけます。